震災復興でつくられた外国人向けアパートメント

山手234番館は、1927(昭和2)年ごろに建てられた外国人向けのアパートメントハウスです。関東大震災の震災復興事業として、横浜から他都市、他国に避難してしまった外国人を呼び戻すために建てられました。横浜に残る貴重な歴史的建造物(1999年には横浜市認定歴史的建造物に選定)です。3LDKの間取りは、物資が足りない、震災復興のためなのか合理的かつコンパクトにつくられています。ただし、標準的な洋風住宅の要素である、上げ下げ窓や鎧戸、煙突などが採用されています。1階左側の居間兼食堂には家具が配置され、当時の部屋の様子が再現されています。右側には創建当時の復元模型が展示されており、関東大震災の震災復興当時の姿が残されており、歴史を感じることができます。

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