2024-05

建築物/構造物 画像集

震災復興でつくられた外国人向けアパートメント

山手234番館は、1927(昭和2)年ごろに建てられた外国人向けのアパートメントハウスです。関東大震災の震災復興事業として、横浜から他都市、他国に避難してしまった外国人を呼び戻すために建てられました。横浜に残る貴重な歴史的建造物(1999年には横浜市認定歴史的建造物に選定)です。3LDKの間取りは、物資が足りない、震災復興のためなのか合理的かつコンパクトにつくられています。ただし、標準的な洋風住宅の要素である、上げ下げ窓や鎧戸、煙突などが採用されています。1階左側の居間兼食堂には家具が配置され、当時の部屋の様子が再現されています。右側には創建当時の復元模型が展示されており、関東大震災の震災復興当時の姿が残されており、歴史を感じることができます。
建築物/構造物 画像集

ご存じですか?日本測量原点

6月3日の「測量の日」を記念して、5月22日に「日本水準原点」が一般公開されました。1年に1回しか見られない内部を見るため、国会議事堂の前庭に行ってきました。建築物としては大きくないのですが、この原点を永遠に保存するため、堅硬な地質の上に設置し、地震の影響、温度、雨、露による風化を防げるように、様々な工夫を凝らしています。堅硬で緻密な花崗岩で覆いを設け、地震による上下動、水平動を軽減するため、基台の周囲には細かな砂が充填されているそうです。零位尺は甲州産の水晶が使われています。
建築物/構造物 画像集

開港広場公園と横浜開港資料館旧舘

テレビドラマでもよく使われる横浜の名所「開港広場公園」と隣接する「横浜開港資料館」旧舘の画像です。 開港広場は噴水やモニュメントが置かれた場所で、一見すると公園とも思えませんが、日米和親条約の地です。銘板があり、こんな所が!と思われると思い...
建築物/構造物 画像集

山手イタリア山公園のブラフ18番館

横浜市中区の山手イタリア山公園にあるブラフ18番館です。白いモルタル吹きの外壁に、オレンジ色の屋根、グリーンの窓や鎧戸が映える、小高い丘の上にある可愛い洋館です。小さな建物の中には、100年前のピアノを始め、関東大震災(大正12年)復興期に横浜・元町でつくられていた横浜家具が集められ、当時の外国人住宅での暮らしを再現しています。ガラス窓も特徴的で、小さなガラスを集めてつくられています。大きなガラスが高かった当時、費用を抑えるための工夫だそうですが、当時の職人さんの技術が感じられる素晴らしい出来映えでした。
建築物/構造物 画像集

山本理顕氏が設計した横浜市内の作品

横浜市の建築家・山本理顕氏が建築界のノーベル賞といわれる「プリツカー賞」を受賞されました。 おめでとうございます。現地時間の5月16日午後6時から受賞者講演などが行われる予定です。日本時間との時差は14時間だそうです。山本さんが設計した作品は横浜市内に数多くあります。民間建築だと相鉄線緑園都市駅周辺は山本さんの作品だらけです。そこで公共建築物を中心に、横浜市内の建築作品の画像を撮影しました。楽しんでいただけますと幸いに存じます。
建築物/構造物 画像集

重要文化財 神奈川県本庁舎

神奈川県本庁舎が5年ぶりに一般公開されました。普段はなかなか入れない知事室、旧貴賓室、旧議場、正庁、屋上などに入れましたので、5月3日の公開日に撮影してきました。規模はSRC(鉄骨鉄筋コンクリート)造地下1階地上5階(塔屋は9階)建て延べ1万8323㎡(現況)。設計は、神奈川県内務部庁舎建築事務所ですが、公開コンペが行われ、一等に選ばれた小尾 嘉郎(おび・かろう)氏が原案を作成しました。施工は大林組です。昭和3年(1928年)10月31日に竣工
建築物/構造物 画像集

中村自邸+二つのアトリエ 8年目内覧会

建築家の中村高淑さんが中村高淑建築設計事務所の開設25周年と自宅兼事務所の完成8年を記念して、記念展を開きました。5月2日から5日にかけて開催されたので、撮影に行ってきました。       敷地は約16坪です。ここに自宅とアトリエ2つを詰め...
建築物/構造物 画像集

世田谷区役所第1庁舎

世田谷区役所の第1庁舎です。本庁舎等整備工事の一環で進められていた、新庁舎第1期棟(東棟:高層部)の新築と区民会館の大規模リノベーションが3月末に竣工しましたので、いよいよ第1庁舎が解体される時期(2期工事の中で計画されています)が近づいて...