吉田五十八の設計した吉屋信子記念館

吉屋信子(1896-1973)は、日本文学界において少女小説から家庭小説、歴史小説まで幅広く活躍した著名な作家です。記念館は彼女が晩年を過ごした場所であり、多くの魅力的な要素を備えた文化遺産です。設計は近代数寄屋建築の第一人者である吉田五十八が設計したもので、吉田五十八特有の意匠が見られます。建物の保存状態は良く、吉田五十八らしさが感じられると思います。確か一部の家具も文化財に登録されていたはずです。一見の価値はあります。

庭も綺麗ですし、散策できます。ただ、こちらまで管理が行き届かないようで、蜘蛛の巣が多く、通過できるルートを探すのに四苦八苦しました。見終わる頃には頭が蜘蛛の巣だらけです。池もあったようで、小屋もなんとか残っていました。昔はこの池の前に邸宅があり、現在の場所まで曳家で動かしたと邸宅を管理する人から聞きました。

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