旧吉田茂邸

神奈川県大磯町にある旧吉田茂邸です。火災によって本館は失われましたが、サンルームや、兜門、日本庭園、七賢堂は当時のままの姿です。本館も再建され、昭和時代の記憶を紡いでいます。旧本館の設計は近代数寄屋建築の第一人者である建築家・吉田五十八氏。柱を壁内に隠す「大壁造り」を生み出すなど、伝統的な数寄屋建築を再構築して近代化を図りました。日本庭園は、日本国内外で活躍した造園家・作庭家の中島健氏で、伝統的な日本庭園の要素を維持しながら、西洋的な明るさや開放感を取り入れ、時代に応じた新しい日本庭園スタイルを確立したと評価されています。

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