2024-10

建築物/構造物 画像集

開運の神様、「葛原岡神社」

神奈川県鎌倉市の葛原岡神社です。開運の神様として日野俊基(ひのとしもと)卿をお祀りしています。上り坂を延々と歩くので体力を消耗しますが、森の中を抜けていくので、意外と短く感じられます。俊基公は鎌倉幕府の倒幕を計画した中心人物です。1332年6月3日に、鎌倉幕府の手によって葛原岡にて最期を迎えられました。鎌倉幕府はその1年後、1333年に滅亡しました。俊基卿の足跡を明治維新の先駆けとして明治天皇は深く追慕せられました。従三位を追贈されるとともに、明治20年には最期の地である葛原岡に俊基卿を御祭神とした神社を創建、宮内省の下賜金で御社殿を造営、鎮座祭が執り行われたそうです。平成22年には二宮尊徳邸内の楠木でつくられたと伝えられる大黒様(木造)の御霊を「男石」「女石」にお迎えして 「縁結び石」としてお祀りしています。ハート型の縁結び絵馬などが若者に人気があるそうです。
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鎌倉に残る戦前の和風建築物「旧山本条太郎邸」

山本条太郎邸には昔、取材会場として入ったことがありました。綺麗な建物でしたが、取材会場以外を見て回ることもできず、時間の制約もあり、僅かな部分しか見られませんでした。今回、湘南邸園文化祭2024の一環で特別公開されましたので、じっくりと見学...
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吉田五十八の設計した吉屋信子記念館

吉屋信子(1896-1973)は、日本文学界において少女小説から家庭小説、歴史小説まで幅広く活躍した著名な作家です。記念館は彼女が晩年を過ごした場所であり、多くの魅力的な要素を備えた文化遺産です。設計は近代数寄屋建築の第一人者である吉田五十八が設計したもので、吉田五十八特有の意匠が見られます。建物の保存状態は良く、吉田五十八らしさが感じられると思います。確か一部の家具も文化財に登録されていたはずです。庭も綺麗ですし、散策できます。ただ、こちらまで管理が行き届かないようで、蜘蛛の巣が多く、通過できるルートを探すのに四苦八苦しました。見終わる頃には頭が蜘蛛の巣だらけです。池もあったようで、小屋もなんとか残っていました。昔はこの池の前に邸宅があり、現在の場所まで曳家で動かしたと邸宅を管理する人から聞きました。
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縁結び・財運の神様「鎌倉弁財天宇賀福神社」

急な登り坂を乗り越え、洞窟を抜けて連なる鳥居を潜るとと、広々とした神社の境内に着きます。ここが鎌倉弁財天宇賀福神社です。一般的な神社は森の中にあるイメージが強いのですが、ちょっと違います。奥宮は崖の下をくりぬいたような場所です。中に入るときれいな水が湧き出ており、お金を洗えます。鎌倉五代名水の一つです。来年は巳年。北条時頼公は「辛巳(かのとみ)」「なる」「かねの日」の日の参詣を人々にすすめたということです。2025年の辛巳の日は、1月12日(日曜日)、3月13日(木曜日)、5月12日(月曜日)、7月11日(金曜日)、9月9日(火曜日)、11月8日(土曜日)の計6回になるそうです。
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レーモンドが設計した「グリーンハウス」

神奈川県藤沢市にある「グリーンハウス」です。外観を見たことはあったのですが、内部に入ったことがなく、神奈川県に予約して見てきました。1階、2階、3階とほとんど自由に見学できました。半地下(地下1階?)だけは立ち入ることはできませんでしたが、地元の方々の保存活動のおかげだと感謝しております。建物はアントニン・レーモンド(昔はアントニーと表記していました)の設計で、で、1932(昭和7)年に開業した、今は無き、藤澤カントリー倶楽部のクラブハウスでした。戦前に日本国内で建てられたゴルフクラブの1つ(もう一つは神戸ゴルフ俱楽部のクラブハウス)であり、貴重な歴史的建造物です。内部に入ると普段使われている施設ということもあり、保存状態は良いと感じました。床のタイルも素晴らしく、隠された?模様を探してしまいました。
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「鎮地大神」の平塚八幡宮

八福招来・八難即滅の開運八社詣ができる「平塚八幡宮」です。平塚市役所で取材するときは近道?として気分転換に通っていました。今回はじめて開運八社詣を知りました。20年以上通っていたのに(笑)。神社としては相模の國一國一社の有名なところです。「鎮地大神」と称えられており、幾多の大災害を乗り越え、被害にあい、復興してきました。大規模な災害が懸念されている2025年に向けて、お参りしましょう!神馬(しんめ)の皐月(さつき)と東風(こち)が迎えてくれます。
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平塚市に唯一残る明治期の歴史的建造物「八幡山の洋館」

神奈川県平塚市に唯一残る歴史的建造物「八幡山の洋館」(旧横浜ゴム平塚製造所記念館)の画像です。建物が移転された八幡山公園は、駅から向かって市役所の手前、平塚八幡神社の隣にあります。昔は市役所に取材に行く時の帰り道でもありました(市役所の帰り道に食事をするとき、よく通りました)。緑に囲まれた場所であり、洋館の雰囲気に合っています。建物は桃色に目を引かれます。ピンク色というよりも少しくすんだ色合いで、写真で表現するのに苦労しました。皆さんに伝わればよいのですが、、、。外部・内部とも普段から使われていることもあり、良い状態だと思います。ピアノのある第一会議室は使用中で、人が多すぎて消すのに無理があり、掲載は断念しました。残る居室でも建物の雰囲気は伝わると思いますし、何よりもバルコニーの桃色の部分を再現できれば、建物が伝わるのかなと思いました。建物は国の登録文化財であり、神奈川県内でも数少ない明治時代の歴史的建造物です。
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施設公開に行きました!横浜市衛生研究所

横浜市の衛生研究所は、横浜市金沢区にある施設で、2014年に完成しました。設計は伊藤喜三郎建築研究所、施工は馬淵建設・紅梅組JVです。歴史的建造物などのカテゴリーではありませんが、普段見られない施設が公開されるということで見学に行ってきました。街中から離れた横浜シーサイドライン沿いにあり、普段は食品中の農薬検査などを行っているので近寄ることもありません。検査機器がずらりと並ぶなど機能性が重視され、建築的な特徴がある訳ではないのですが、エレベータホールは色使いを変えており面白かったです。たぶん施設公開は年1回、昨年もありましたが、コロナ過で4年ぶりの開催だったようです。
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野口英世氏のゆかりの地、旧長濱検疫所1号停留所

日本最古の検疫施設遺構ーー。横浜市金沢区長浜にあった「旧長濱検疫所1号停留所」です。医師で細菌学者だった野口英世氏のゆかりの地としても知られています。洋風建築物として貴重な歴史的建造物で、厚生労働省から横浜市に寄贈され、横浜市金沢区の「海の公園」に移築・活用が決まっています。画像は2017年に撮影したもので、訪れる人も多くなく老朽化が進んでいます。移築によって綺麗な姿に戻り、内部が自由に見られるようになることを期待しています。