横浜市認定歴史的建造物「中山恒三郎家」
横浜市都筑区川和町に位置する「中山恒三郎家」は、豊かな歴史と文化を持つ重要な歴史的建造物です。この家は江戸時代から酒類の販売、荒物雑貨、呉服織物の取り扱いを行い、明治時代には醤油醸造、タバコや塩の販売、製糸業など多様な事業で繁栄しました。第二次世界大戦前には、中山家の邸宅、書院、醤油工場、複数の蔵がありました。現在も残る建築物5棟はすべて、原則非公開です。明治時代の終わりには、1500種類の菊を栽培し、「川和の菊」として広く知られるようになりました。リール動画には含まれていないのですが、庭の築山には神社の「松林社」があります。一帯の敷地5千坪の中には、多くの神様を祭祀しており、周辺一帯の整備を完遂するにあたり、神々を合祀した本社を建立しました。天照皇大御神、宇迦之御魂大神(白笹稲荷大神・中山家主祭神)、奥村大神(伏見稲荷大社の末社)、大国主大神(事業繁栄の神)、八幡社大神(川和地区の氏神)、庚神大神(荒神も合祀)、白富士大明神(中山家の祖神)、宇迦龍蛇神(中山家の屋敷神)です。神社の左右には、御祭神として、雨忍穂耳大神・薬師如来、鬼子母神(安産と子どもの守り神)が祀られています。見学の時、諸味蔵は中に入れました。置かれているのは昔使われていた道具などで、懐かしい昭和の看板(ブラックオーシャン:お酒)などが見られ、所狭しと様々なものが置いてあります。骨董が趣味の方なら、一日いても飽きないかもしれません。